問:総合教育会議の意見交換の中で、地域連携や保護者などの力も借りる必要もある、子供と接する学校、保護者、地域のチームが一丸となって取り組んで一層注意深く手間を惜しまず事に当たり、サインを見逃さないようにしなくてならないとも述べられているわけであります。自死事案についての調査はしっかりとしなければならないわけでありますが、教育委員会として今後この地域連携という点では、どのように考えておられるのかお伺いします。
答:教育委員会といたしましては、自死やいじめの防止及び子供の安心・安全のために学校、家庭、地域が連携して多くの大人の目で子どもを見守っていくこと、これが大変重要であると考えております。PTAや地域の方々と、率直な意見交換を行う場を学校単位でそれぞれ設けて、学校の取り組みをお互い共有しつつ、例えば先ほどもお話させていただきました学校支援地域本部、そういう場なども活用しながら子供たちを見守る体制作り、これは今まで以上に強めていく必要があろうかと思います。
問:御遺族から人権にかかわる団体であるとか、自死をなされた方を支援するような団体からいじめ問題専門委員会等の選任の要望が出ています。選任するに当たっては、私は要望を取り入れていくことも考えなければならないと思います。これまで、教育局ではさまざま検討もされてきたと思いますが、早急にこの委員会を立ち上げて、調査に入るということが大事でありますので、御遺族の御意向もしっかりと汲み取りながら、対応していただきたいと思いますがいかがでしょうか。
答:今私どもも御遺族の委員に対する御希望を踏まえつつ、既存の委員会でございますので、そこにいらっしゃる現在の委員、また、お辞めになった委員もいらっしゃいますが、そういうところとの整合性、そこを今後十分取りつつ、出来る限り早期に委員会を立ち上げるべく努めてまいりたいと存じます。
問:私は、現場の先生たちが今、絶対に頑張っていると思います。例えば、折立中学校の先生方も間違いなく頑張っております。様々な課題を何とか改善していこう、解決していこうという思いではないでしょうか。そういう意味では、教育長みずから現場に行って、お一人お一人の教職員を抱きかかえるような気持ちで、一緒にやっていこう、チーム教育委員会で共に頑張ろうと伝え激励し、先生方みんなと握手して励ましてくれたらなら、皆さん頑張るのではないでしょうか。一生懸命やっていくと思います。私は、そういうところも大事ではないかというふうに思いますがいかがですか。
答: 委員の熱い思いが、今、私は受けとめさせていただきました。そのようなじかに教職員一人一人に触れること、これも、忙しさに紛れてなかなかできない状況にあったことも事実でございます。そういう点、今、貴重なお話いただきましたので、そのような方向で私も今後対応を考えてまいりたいと存じます。
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